メキシコ モンテレイで食べて遊んで働いて

メキシコって良くも悪くもこういうところ。メキシコを好きになれる観光、レシピ、文化情報を発信。

1032: ヒューストン、肉旅④小休止。魚ばなし。

魚ってのは生きてても死んでても

美味しそうだから困るという話。

 

旅の最終日はブランチをとりに

中心街から車で10分ほど西へ移動し

Buffalo Bayou公園内のカフェへ。

【The Kitchen at the Dunvaly】

https://www.thedunlavy.com


ガラス張りの店内は池と木々に囲まれており

飛び込んでくる風景が目に心地良い。

店内は色々なシャンデリアに天井が埋め尽くされ

豪奢と自然の調和したゆったりとした空間。

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ずっと肉続きだったのでサーモンでブレイク。

なんだかんだで日本人の私は、

3日に1度は魚を食べないと舌が飽きる。

生サーモンスライスとパンのセットに

スムージーも注文で今更健康を意識。

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窓の外を青い小鳥がチロチロと飛び回り

真っ赤なリスが駆けていく。

アカリスってあんなに赤いの?

シマリスに比べて体も二回りは大きかった気が。


食後は友達は一足先に飛行機で帰国したので

ここからは一人旅がスタート。

街を知るには歩くのが一番という信条のもと、

私は東西に3km弱延びる同公園を川沿いに

街中へ向かって散歩してみることにする。

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ヒューストンではBayou、

つまり流れの緩やかな小規模の川が

いくつも町中を走っているのが名物の一つ。

土が溶け出し底が見えない川なので、

アメリカなだけにワニが出るんじゃ?

と怖気付き川育ちなのに岸辺に降りられない。

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犬、亀、鴨や花々を観察し、

普段自然の少ない工業都市に住んでいるので

新宿御苑のようなこの環境が嬉しい。

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黙々と歩けばあっという間に大通りに到着。

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小一時間ほどで街の名の由来となった

メキシコからのテキサス国独立の立役者

ヒューストン将軍の名を冠した公園に到着。

【サム・ヒューストン公園】

https://goo.gl/maps/S26SNdG37DQuig8E9

古い建築物などが並び興味をそそられたものの

敷地が何故だかホームレスに包囲されており

他には人がいなかったので安全のため、

と泣く泣く通り過ぎる。

郷土史資料とかあったのかな。

次回行ってみたい。

 

それにしても1人遊びにうってつけな

博物館や美術館が街の中心だけでも

大小合わせて優に20はあるヒューストン。

一人旅の行き先としては申し分ないけれど

根を詰めて美術作品を見る気分でもないなと

リストを眺めるとモンテレイに無いものを発見。

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【Downtown Aquarium水族館】

http://m.aquariumrestaurants.com/

水族館と言いながら遊園地を併設し、

レストランやダンスホールもある

なんでもありの複合施設。

16ドルで水族館のみの大人券を購入。

何年かぶりの水族館に加えて

初めての1人水族館にテンションが上がる。

 

館内はジャングルや研究所、遺跡など

ブースによってモチーフが変わり可愛らしい。

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平日の昼間なので他に殆ど人が居らず、

好きなだけガラスにへばりついて

気が済むまで魚と爬虫類たちを凝視する。

 

1人でマイペースにみて回れるおかげで

まぶたが金色なカエルを知れたし、

魚がどつき合いで喧嘩をしているのも見れた。

魚はその人生の労力のほとんどを

その場に留まるために使っているんだな

と思うくらいみんな静止するのが上手。

私も同じように身動ぎもせずにみていると

気付いた魚が直ぐに集まってくるのも可愛い。

なんて好奇心旺盛な生き物なんだろう。

自分の肘から先より大きな魚と目が合うと

ガラス越しでもかなりドキッとする迫力。

水中で出会ったら悲鳴を上げて逃げ出すわ。

 

巨大なナマズを見ていたら

この世の全てを知っていそうな表情に畏敬の念と

同時に何故か美味しそうだなという気持ちが

湧き上がってしまってからがさあ大変。

じっと見ていると魚ってみんな美味しそう。


特によだれが出てきたのが

口の中までマダラ模様のお洒落なウツボ

表情の読めない目つきはとても怖いけれど、

肉厚なフォルムからは蛇のような淡白な肉質の

食べ応えのある輪切りステーキを想像してしまう。

それからカサゴは絶対に天ぷらが美味しそう。

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なんてお腹を鳴らしながら魚コーナーを抜けると

最後に待っていたのはホワイトタイガー。

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雨降りのため室内に閉じ込められていたので

つまらなそうに部屋中をうろうろ。

球遊びをしたり木で爪を研ぐのを見てると

本当に猫科だなぁと感動する。

 

最後にチラッとお土産屋さんを見て、

なんだかんだで1人でたっぷり3時間、

小ぶりだけれど十分大満足な水族館。

 

さあ、ここからもうひと頑張りお肉食べるぞ!