前日に引き続きトレオン料理の話。
gorditas ゴルディタス
tripitas トリピータス
campechanas カンペチャーナス
に加えて有名なのがパン。
一般的なメキシコのパンは甘くてパサパサ、
日本人では苦手な人が多いのだけれど、
この町ではわりとフランスパン的な粘りのある生地。
全国にあるビジネスホテルチェーンCity Expressホテルの
朝食バイキングのパンは他の都市では正直おいしくないけれど、
トレオンでは割としっとり美味しいパンが出てくるのが嬉しい。
ことさら有名なのがボリージョbolilloという
短くてボッデリとしたソフトフランスパン風のプレーンなパン。
これでハムやアボカド、チーズ諸々を挟んだサンドイッチが
ロンチェLonche、あるいはトルタTortaと呼ばれ
タコス、ゴルディータスと並び一般的な庶民の軽食。
一つでしっかり満腹になる大きさなので
時間との勝負の出張の際にはよくお世話になる。
写真のものはトマト、チーズ、アボカドにお肉。
街角の屋台販売で55ペソ。
豚足をほぐしたものやビーフカツレツを挟んだのも美味しい。
唐辛子などでマリネをした豚肉をあげたものをたっぷり挟んだ
ロンチェアドバダlonche adobadaがこの町ならではで、
私のオススメ3店はどこで食べてもハズレなし。
・中心街の広場に面した【Los de Adobada】
お店の名前にアドバダと冠しているほど
まさに基本の味とスタイル。シンプルながらとても美味しい。
私は初めてのアドバダをここで食べて惚れ込んだ味。
・屋台風の【El Payo】
マリネソースの味の油との相性がとても良い。
具が多くがっつり大きく、その分値段は張るけれど、
お肉が肉厚で食べ応えがあるので男性人気が高い。
私は半分でお腹がいっぱいになることも。夏に最高。
・病院前にある【Lonchera Cuahutemoc】
学生と病院関係者でいつも混んでる大きな老舗。
combinadoというのがアドバダのサンドイッチ。
肉の旨味に時たま酢漬けハラペーニョの酸味のアクセント。
ここはいつも変わらぬ地元の味といった美味しさ。
ちなみにこのボリージョパンは別名を
パンデラグーナ Pan de Laguna
ラグーナ地方(ラ・ラグーナ)のパンと呼ばれている。
ラ・ラグーナというのはトレオンと州境の川を挟んでお向かい
デュランゴ州の近郊2都市を合わせた経済圏の地域名。
メキシコに住んでいる人なら誰でも飲んだことがあり
今ではアメリカから南米多国までにグループを広げた
トレオン出身の牛乳屋さんララLALAの名前も
¨ラ・ラ¨グーナからきているというメキシコ豆知識。
小麦話はあと1日だけ続く。。。