メキシコ モンテレイで食べて遊んで働いて

メキシコって良くも悪くもこういうところ。メキシコを好きになれる観光、レシピ、文化情報を発信。

甘くて酸っぱくて冷たくて辛いシャーベット?

日本語母語話者の私はスペイン語に囲まれて生活していると

母音が同じ5つで聞き取りやすいこともあるし、

赤ちゃん言葉によく使われるような

ぱ行にま行にちゃ行なんてのもふんだんだし

更に転がるような明るい調子の話し方も相まって、

意味は分からなくとも何だか可愛く聞こえる

という単語をしょっちゅう耳にする。

 

ちゃもやだ

 

という言葉もその内の一つ。

4月にメキシコにやってきて、

暑くなってきた頃から突然ようく耳にするようになった

不思議と可愛く聞こえる言葉。

何かというとこれのこと。

 

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赤とオレンジのマーブル模様がチャモヤーダ。

スペイン語表記だとCHAMOYADA

つまり「CHAMOY和え」という意味。

 

このブログでも何度か記事にしているけれど

チャモイとはあんずや梅をベースに

塩やら唐辛子やらを混ぜたそれはすっぱーく

舌に少しピリ辛の残るおやつ用の

粉末状あるいは液体状のソースのこと。

ピリ辛の梅干しソースね。

 

www.survivalenmexico.com

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これとマンゴーシャーベットをまぜたのが

いわゆるチャモヤーダという氷菓子。

メキシコだったらアイスクリーム屋さんには

年中置いてあるほどの定番商品。

大抵はこうやってプラスチックカップで売られてる。

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これの何が美味しいって、

マンゴー部分が果肉と氷、砂糖をミキサーにかけ

凍らしただけのものなので、

ものすごーくマンゴーが濃い。

スプーンを刺した瞬間の重さでわかるくらい

もったり濃厚マンゴーがそりゃあもう絶品。

生のマンゴーに引けを取らない美味しさ。

マンゴー生産国万歳!

私は酸味が苦手なので写真左手マンゴーだけの

MANGO SOLO マンゴーソロが定番。

 

チャモヤダは少し甘さがしつこいかな、

と思った時に不意に現れるピリッとした酸味で

舌がリセットされまた甘いものが欲しくなるという

チョコと煎餅を交互に欲しくなる恐ろしいシステムで

食べ始めると案外止まらない。

かつソースの塩味で甘さも際立つので

酸味が平気な方ならこっちの方が

ハマってしまう美味しさなんじゃないかしら。

日本のAmazonで調べてもチャモイは販売していなかったけれど

マンゴーシャーベットにTAJINタヒンと呼ばれる

果物によくかけるチリパウダーをかければ

似たような味にはなるかなぁ?苦肉の策。

 

 

どちらにしてもメキシコに足を運んだ時には

食べない手はないまさにこの国らしい美味。

値段も25ペソ(125円程度)くらいと安価。

お店によってマンゴーやチャモイの配合も違って

でも大抵はとっても美味しいので、

メキシコ買い食い初心者にもおすすめできる

そんな今日も美味しい話でした。