メキシコ モンテレイで食べて遊んで働いて

メキシコって良くも悪くもこういうところ。メキシコを好きになれる観光、レシピ、文化情報を発信。

1033: 流行りの赤いチョコレート。

四方をぐるりと山々に囲まれ

盆地なだけに夏冬の気候はしんどいけれど、

おかげで嵐や風害からは守られているのが

モンテレイのいいところ、と思っていたら

昨日は強風で街が大荒れ。

普段出張で行く山の低いチワワ市内や

広野のトレオンなんかは吹き付けが強いので

あまり気にしていなかったのだけれど、

慣れていないと風もかなりの災害ね。

 

家の近所では広告用の鉄塔が大通りに倒れ

車2台が下敷きとなり大破、

火事も3件起こったそうだし

7メートルあるアボカドの木も倒壊。

夕方通りかかった空港近くの大通り沿いでも

メラメラと木が燃え、一帯の空き地も黒こげ。

メキシコ伝統の焼畑農業か?と思ったけれど

どうやらただの火事。

カリフォルニアでよくある乾燥した空気の中で

木々が擦れて自然発火ってやつ?

風に乗って沿道は文字通り飛び火していく。

帰宅してみれば我が家も車庫がめちゃくちゃ。

猫が大暴れでもしたのかと思った。

ぱぐまるが飛んでいってなくて一安心。

 

強風のおかげで砂埃はたったけれど

大気汚染は吹き飛んだようで大気は晴れ晴れ。

メキシコではコロナより茶色い空気の方が

健康被害がずっと怖いよね。

シティの友達は空気が悪すぎて

風邪のような症状が出るって言ってたし。

まだ目の痒みやくしゃみで済んでるだけ

ありがたいと思った方がいい?

 

なんて今すぐ解決できない汚染の話で

くさくさした気持ちで過ごしたくないので

こう言う時は甘い物で気分転換。

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コロナの流行にはのっていないこの国にも

今話題のチョコレートは上陸したみたい。

キットカットのルビーチョコレート味。

コンビニで購入。

 

見た目は渋いピンク色。

元々赤いルビーカカオを使った物らしく、

口に入れた瞬間にはホワイトチョコレート

と思うくらいのまろやかさで、

噛んでいくとフルーティな甘酸っぱさが。

苺チョコレートに見た目も味も似てはいるけれど

全体的にもっとニュートラル。

なんだかとってもキュートな味。

 

チョコレートといえばメキシコは原産国。

マヤの人々は2500年以上前から

カカオの栽培をしているともいうし、

諸説あるけれどメキシコ東南部を中心に居住する

ナワ族の母語でありメキシコ国語の一つである

ナワトル語で"泡のたった飲み物"を意味する

Xocolatl ショコラトゥや"熱い水"を意味する

マヤ語のChocolが語源だと考えられていて、

カカオもという単語も同じく"苦い水"を意味する

Cacáuatl カカウワトゥから来ているとのこと。

他にもTomatlAhuacatlなどなど、

世界に広めたのはヨーロッパ人だけれど

メキシコは現代人の食生活を彩る食べ物や

その名前を沢山輸出してきた。

どの野菜のことだかわかるかな?

 

そんな国ご飯が美味しくないわけがないのだから

今年のバレンタインには伝統的な

チョコレート料理でも作ってみようかな

とチャレンジ精神が燃え上がるのでした。