まあ答えは勿論イエスなのだけれども、
モンテレイではようやくここ数年の話。
熱も完全に下がり、まだまだ喉は痛むものの
ようやく味蕾が八割方復活。
きのうは唯一食指の動いた唐揚げを作ったものの
味見をしても味が分からず、
生まれて初めて人に食事を出すのを恐怖する。
美味しいとは言ってはいたけれど
私にはなんだか苦味と塩味が強烈に感じられて
人生で初めての残念な唐揚げ。
と思ったら今日のお弁当に詰めた分は
ちゃんといつもどおり美味しかったので、
人間の体ってほんと繊細なのねと思う。
そしてこんな些細な病気で人生最大の楽しみを
そうそう奪われてもたまらないので、
体調管理に気を付けようとしみじみ反省。
さて復活第一弾の本日は、
やっぱり食べられる喜びに敬意を表して
美味しいものの話をするしかないと思うの。
韓国系のMad Coffeeと肩を並べて
モンテレイの町で日本人御用達の
町のパン屋さんといえばBread。
菓子パン、おかずパン系が強いMadに対して
フランス、ドイツ系をベースに
メキシカンテイストを織り交ぜた
プレーンなパンと甘いパンが主力のお店。
一昨年にできたLas Alboredas広場店の方が
明るく広々として素敵ではあるのだけれど、
私は1号店の大きなカバンを持って入店すると
ちょっとぶつかりそうでははばかられるな〜
と思っちゃうようなこじんまりとした雰囲気が
パン屋さんだなと感じられて好き。
ショーケースを抜けた奥にある
小さなカフェスペースはまさかのペット同伴可で
テーブルが低いおかげで目の高さにあるパンを
必死に我慢するわんちゃんが時たま観られる。
これは賛否両論分かれるところ。
パンの他にもチーズやベーコンをはじめとした
オーガニック食品を沢山置いているので
帰国前にここに立ち寄るのが習慣の一つ。
ジャム、はちみつ、調味料、チョコレート、
それから食べ物以外だと石鹸は
女友達には喜んでもらえやすいので、
品質の良いメキシコ産品を手に入れやすいここは
そういう意味でも重宝している。
今回はシナモンとコーヒーのケーキと
チョコレート入りとなしの
クロワッサンダマンドを一つづつ、
それからずっしりと重い酸味のあるパンを一斤。
紙袋に入ったものを受け取ったら
じわりと暖かくてびっくり。
焼きたてだったのね。
中を覗くとくるくると丸められたビニールも発見。
温度の落ち着いた頃合いを見て
パンを袋から袋へ移し替える作業に
焼きたてのパンを得られた喜びを
ひしひしと感じられるような気がして
いつもとても嬉しくなる。
パンは他にも高級スーパーcity marketの
フランスパン系はどれも悪くなかったし、
punto valleショッピングセンターには
meson kayserが入ってることに
空港でミニ店舗を見かけて初めて気がついた。
探してみると案外何でもあるようになったな、と
だんだんと楽しみの幅が増えてきた
楽しいモンテレイ生活。
最後は訳もなくぱぐまる。