メキシコ モンテレイで食べて遊んで働いて

メキシコって良くも悪くもこういうところ。メキシコを好きになれる観光、レシピ、文化情報を発信。

day 1003: 終わりの終わり。始まりの始まり。

この月曜日で大抵の会社の正月休みが明けたので

週明け久しぶりに未読メールがどっさりのメールボックスを見る。
昨年末から暫く仕事が落ち着いてしまっていたため
終日忙しいという感覚をすっかり忘れていたけれど、
昨日は8時半からメールを確認し始めて
昼に少し外で用事を済ませ
ランチタイムは30分もとらなかったというのに
ようやく一段落したと思ったらもう午後5時半。
こんなタイムスリップ間を味わったのはいつ振りだろうか。
いい加減閑古鳥と戯れるのにも退屈していたからか
久しぶりに仕事をした感覚があるとなんだか充実感がある。
今日、楽しかったなとなんとなく思う。
薄給でも繁忙期の激務はあっても、
現場を大切にしない会社のことは嫌いでも、
私は自分の仕事が好きなんだなぁと改めて思う。

 


さてクリスマスを終え、年も越し、
三が日も過ぎ仕事を始めでこれでひとまず落ち着くか
と思いきや、カトリック国家では1月6日の今日は
三賢者の日というクリスマスの締めくくりの日。
キリスト教的にはイエスが誕生の際に
そのことを星見で知っていた東方の三賢者
ガスパール、メルチョ-ル、バルタサールが
ベツレヘムに到着しイエスの顔を見たのがこの日。
彼らがそれぞれイエスに贈り物をしたのになぞらえて
家庭毎に12月25日ではなくこの日にプレゼントを贈ったり、
あるいはどちらの日にもプレゼントをあげたりするのが慣わし。
メキシコらしい習慣で言うと去年も記事にしたけれど
ROSCAという巨大な輪っか型のパンをみんなで食べる。
自分の一切れに赤ちゃんの人形が入っていた場合には
2月の別のイベントの際にとうもろこしの蒸し料理タマルTAMALを
参加者全員分買ってくる係に任命されてしまうので
そのドキドキ感から宗教行事といえどもわりとわいわい盛り上がる 。


というわけでこれでこの冬のクリスマスも本当に終幕なので
折角だから私の大好きなクリスマスの生誕飾りベレンBELENの

´19-´20年冬コレクションを公開。
( メキシコでは一般的にナシミエントNACIMIENTOと呼ばれるが
私はなじみのある単語を使っている。通じない人もいる。)
といっても教会内にあるものは撮影していないものが大半なので少なめ。

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モンテレイセントロの教会のもの

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エンセナダ港のもの

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ティファナの大聖堂のもの

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ロドリゲスの教会のもの


簡単に言えばこれはイエス誕生のシーンのジオラマ
12月に入ったら馬小屋、マリア(母)、ホセ(父)、羊飼い、

受胎告知でおなじみ天使ガブリエル、

それから羊、牛、ロバ、東方三賢人の人形を用意しておき
25日になったらその真ん中に幼子イエスを加えるというもの。
教義にはいけ好かない部分も沢山あるキリスト教だけれど
BELENだけは本当に毎年見とれてしまうほど愛らしい。
人々の希望と慈しみと信仰の喜びの象徴として本当に美しいし、
陶器、木製、絵画だったり編み物だったり
配置の仕方一つとっても個性があって飾り物として面白い。
好きすぎて中々納得するものに出会えていないけれど
今年こそはマイBELENを手に入れられるだろうか。

 


毎日あれが好きだ、これが好きだと
今年の私もなかなか忙しいものだなぁ。