メキシコ モンテレイで食べて遊んで働いて

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1025: 落し物にも程がある。

つい2、3週間前に起きたトレオンの小学校での

11歳児童による銃の持ち込み、並びに殺人・自殺事件

www.survivalenmexico.com

がまだまだ記憶に新しい中、

モンテレイ空港の15km北のスアスア市の中学校で

今度は13歳生徒による学校への銃の持ち込み事件。

私ですら行ったことのないような

モンテレイ都市圏内の郊外にある小さな町。

あまり治安がいいイメージはない町。

 

上にリンクした記事にも書いたように

現場になった小学校をはじめとして

トレオンの事件後からかなりの教育機関

子供達の持ち物検査が実施されるように。

私はそれでは少年犯罪の根本的な解決にはならない。

と豪語しその考えは今も変わっていないのだけれど

どうやら今回はそのシステムが機能したよう。

今回の事件は現場となった中学校で
登校直後に全校一斉の抜き打ち荷物検査を実施。

その際に男子生徒のかばんの学用品の間から

ウジUZIと呼ばれる短機関銃がでてきたというもの。

 

これまた前回の事件に輪をかけてびっくりな話。

拳銃ですらなく今度はサブマシンガン

男児の話では通学路で拾ったとのことだけれど、

メキシコってそんなものが道に落ちてるの?

と非在住者には誤解されても仕方ないくらいには

現在大変評判の悪い犯罪大国でも、

さすがに普通は道に武器なんて落ちてやいない。

 

現在市警はそもそもこの証言が本当なのかに加え

彼と家族の身元調査、周辺地域の捜索、

幸運なことに弾が装填されていなかったので

大事件は起こらなかったけれど、

じゃあ逆にすでに使用済みなんじゃあないか?

との可能性も含め大捜査中。

 

モンテレイではマフィア系の犯罪は

一枚噛んでさえいなければほぼ巻き込まれない、

というのが一般的な考え方だけれど

これだけ近い場所で起こるとさすがに怖い。

 

子供へのマフィアの影響でいうと

治安の悪い地域育ちの子供なんかだと

先生に叱られ冗談か本気か、

「父さんマフィアだから口には気をつけてね」

なんて反抗することが結構あるんだって。

暴力を幼少から暴力に疑念を抱かず、

処世の為の便利なものとして認識してる

ささくれたメンタリティがすごくいや。

ちなみにこういう場合、先生が警察に通報、

実際にマフィアか家宅捜査に入ることもあるみたい。

だって実際にそこここにいる環境で生きているから、

日本の子供が「俺の父ちゃんヤクザ」というのとは

言われる側の恐怖の度合いが違う。

 

安全といわれているモンテレイでもこうなんだから

今年も一年是非生き残れるように

気をつけなければと気持ちを新たにし、

生きているうちに精一杯ぱぐまると遊ぶことにする。

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