ひさびさに快晴の週末。
土曜日には服も家もぱぐまるも丸洗い。
天日干しで何もかもすっきり気分が良い。
まだまだコロナウイルスの勢い衰えぬメキシコ。
日本のように一時落ち着くこともなく
あれからずっと感染者も死者も増え続け、
更にはこの環境変化にストレスでそれ以外でも
お年寄りが急な体調不良で亡くなることも多く
身の回りも嬉しくないニュースが溢れてる。
そんな中ずっと家にいては
やっぱり気分が鬱屈してしまうので、
日曜日は朝食を探してちょっとお出かけ。
おいしい日曜日の朝食といえば
牛の頭をじっくり蒸し、ほろほろにほぐした
こっくり柔らかなBARBACOA バルバコア。
ちょうど新しく開店した南部ナジャリット州の
トラケパケ風バルバコアタコス
を提供しているお店を見つけたので
南部料理大好き私たちは一も二もなく入店。
本場ではどう呼ばれているのか知らないけれど
TACOS TLAQUEPAQUE タコス トラケパケ
と言ったらこのソース!
SALSA TLAQUEPAQUE サルサトラケパケ
と言って、焦した乾燥唐辛子をベースとした
酸味の中に苦味と香ばしいコクのあるサルサ。
北部で常食しているようなからーいサルサに比べ
さらりとしていて塩味も辛さも抑えめなので
タコスを浸すほどにそれはたっぷりとかけるのが
美味しさの秘訣なんだとか。
辛いものが得意とは言えない私でも
たっぷりほぐした肉の挟まれたタコスに
ティスプーン2杯はかけてしまう美味しさ。
水も油も加えずに少しの調味をした牛頭を
それだけでじっくりと半日近く蒸すことで
お肉に凝縮された旨みたっぷりの脂を
サルサの酸味がさらりと流してくれるので
こってりしているのにスルスルと食べられてしまう
まさに魔性のタコスという感じ。
これにみじん切りの玉ねぎとパクチーも加えれば
爽やかさに歯応えも加わってより一層食が進む。
ちなみに店頭の写真はこんな感じで
やっぱりかなり豪快なサルサ使い。
メキシコに来たばかりの頃には
サルサのことなんて赤、緑、辛い、酸っぱい
くらいの違いでしか認識できていなかったけれど、
3年半ここで暮らした今の私にとっては
サルサの地方色も外食の楽しみのうちの一つ。
料理自体の調理法や食材の違いもさることながら、
それに合わせるサルサに使う唐辛子の種類に
生なのか、煮るのか、焼くのか、
酸っぱいのかしょっぱいのか、
トマトは赤か緑か・・・などなど
サルサとして踏襲している基本は同じなのに
出てくるものはなんだかどれも個性的で、
地方料理と一緒に頂くサルサにはいつもドキドキする。
日本で初めて白味噌を味わった時、
甘醤油でお刺身を食べた時、
それと同じときめきを
土地のサルサとの邂逅が感じさせてくれる。
そんな本日も美味しくて嬉しいメキシコの日常。
Taquería Leal Tacos barbacoa con salda picosita
Google マップに載っていないので
facebookでご確認を。
https://www.facebook.com/tacostlaquetlaque/
夜は治安が悪いこともある一角なので
日本人一人でふらふらっと歩くのは要注意。