メキシコ モンテレイで食べて遊んで働いて

メキシコって良くも悪くもこういうところ。メキシコを好きになれる観光、レシピ、文化情報を発信。

1175: トラケパケタコスに溺れる。

ひさびさに快晴の週末。

土曜日には服も家もぱぐまるも丸洗い。

天日干しで何もかもすっきり気分が良い。

 

まだまだコロナウイルスの勢い衰えぬメキシコ。

日本のように一時落ち着くこともなく

あれからずっと感染者も死者も増え続け、

更にはこの環境変化にストレスでそれ以外でも

お年寄りが急な体調不良で亡くなることも多く

身の回りも嬉しくないニュースが溢れてる。

そんな中ずっと家にいては

やっぱり気分が鬱屈してしまうので、

日曜日は朝食を探してちょっとお出かけ。

 

おいしい日曜日の朝食といえば

牛の頭をじっくり蒸し、ほろほろにほぐした

こっくり柔らかなBARBACOA バルバコア

ちょうど新しく開店した南部ナジャリット州の

トラケパケ風バルバコアタコス

を提供しているお店を見つけたので

南部料理大好き私たちは一も二もなく入店。

 

本場ではどう呼ばれているのか知らないけれど

モンテレイ

TACOS TLAQUEPAQUE タコス トラケパケ

と言ったらこのソース!

 

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SALSA TLAQUEPAQUE サルサトラケパケ

と言って、焦した乾燥唐辛子をベースとした

酸味の中に苦味と香ばしいコクのあるサルサ

北部で常食しているようなからーいサルサに比べ

さらりとしていて塩味も辛さも抑えめなので

タコスを浸すほどにそれはたっぷりとかけるのが

美味しさの秘訣なんだとか。

 

辛いものが得意とは言えない私でも

たっぷりほぐした肉の挟まれたタコスに

ティスプーン2杯はかけてしまう美味しさ。

 

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水も油も加えずに少しの調味をした牛頭を

それだけでじっくりと半日近く蒸すことで

お肉に凝縮された旨みたっぷりの脂を

サルサの酸味がさらりと流してくれるので

こってりしているのにスルスルと食べられてしまう

まさに魔性のタコスという感じ。

これにみじん切りの玉ねぎとパクチーも加えれば

爽やかさに歯応えも加わってより一層食が進む。

ちなみに店頭の写真はこんな感じで

やっぱりかなり豪快なサルサ使い。

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メキシコに来たばかりの頃には

サルサのことなんて赤、緑、辛い、酸っぱい

くらいの違いでしか認識できていなかったけれど、

3年半ここで暮らした今の私にとっては

サルサの地方色も外食の楽しみのうちの一つ。

料理自体の調理法や食材の違いもさることながら、

それに合わせるサルサに使う唐辛子の種類に

生なのか、煮るのか、焼くのか、

酸っぱいのかしょっぱいのか、

トマトは赤か緑か・・・などなど

サルサとして踏襲している基本は同じなのに

出てくるものはなんだかどれも個性的で、

地方料理と一緒に頂くサルサにはいつもドキドキする。

日本で初めて白味噌を味わった時、

甘醤油でお刺身を食べた時、

それと同じときめきを

土地のサルサとの邂逅が感じさせてくれる。

 

 

そんな本日も美味しくて嬉しいメキシコの日常。

 

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Taquería Leal  Tacos barbacoa con salda picosita

Google マップに載っていないので

facebookでご確認を。

https://www.facebook.com/tacostlaquetlaque/

夜は治安が悪いこともある一角なので

日本人一人でふらふらっと歩くのは要注意。