メキシコ モンテレイで食べて遊んで働いて

メキシコって良くも悪くもこういうところ。メキシコを好きになれる観光、レシピ、文化情報を発信。

day 886: 魅惑のベーコンカレー。

寒い日と暑い日は無性にカレーが食べたくなる。

 

といってもモンテレイには西の果てに
インドカレー屋さんが1軒あるのみ。
(メキシコ人経営だけど本格派で美味しい)
となると必然自宅で作るのが主流となるのだけれど
何せ、関税。輸入のカレールーが高い。
当たり前に小さなパックで100ペソ(600円)はする。
というわけでこちらで暮らし始めてからの私の台所には
比較的安価且つ他の料理にも調味料として使える
S&Bの赤缶カレー粉が常備食材に仲間入り。
こういう実にベーシックなものは日本食材店さえあれば
割とどんな国でも手に入るので本当に助かる。

 

とはいうものの今までは粉末のみのカレー作りというと
手間や味を調える難しさに腰が引けちゃって
結局は固形ルーで最終的には味を調えた
若干ルー節約カレーをごまかしながら作っていただけ。
しかし今回のカレー衝動はなかなか強く、
中途半端なカレーでは満足が出来そうにもなかったので
これはいい機会だと粉末のみのカレー作りに挑戦。

ベーコンで!懐かしのおうちカレー by azquita 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが316万品

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肉といえば厚いもののメキシコでは
なかなか薄切りの豚ばら肉が手に入らないので
冷蔵庫に大量に余っていたベーコンで代用してみたところ
なんとこれが大・大成功。
カレーの旨みが詰まったルーを使わない分ベースのスープに
しっかりとコク、うまみ、塩気出す必要があったのだけれど、
豚の肉と脂のうまみ、塩気が凝縮されたベーコンは
まさにこの条件にぴったり!
ベース作りの段階でスープにしっかりと味を移したので
いい塩梅で美味しいの何の。
ほとんどコンソメも加える必要がないくらいに重厚な
お肉の風味と脂の甘み。

見た目には華やかさは全くないけれど、

驚くほど優等生な味。

 

ルーを使ったカレー作りの場合にはベーコンを入れると
残念ながら塩辛くなりすぎてしまうと思うけれど、
カレー粉カレーはもうこれ以外考えられないほどのはまり役。
薄いベーコンを使ったため食感も豚バラで
家で食べる基本のポークカレーの理想って感じ。
分厚いベーコンだと肉の主張がかなり強くなると思うので、
区間を求めるときにはそっちのほうが向いているかも。
いやぁ、これは大発見。

 

我が家は辛いものが好きなので
追加でカイエンペッパーを入れたり、
クミンを増やして強めのカレーにしたけれど
カレー粉だけで十分美味しかったし、
ルー作りは手順は多く見えるけれど
やること自体は思っていたよりずっと簡単でびっくり。
むしろカレー粉がとてもプレーンな分
いろいろな種類のカレーにも挑戦できそうでわくわく。
もう少し頻繁にカレーが食べられそうで
なんだかとっても嬉しい。

 

同僚も一口食べた途端ににあ、美味しい。だって。
普段は聞かないと料理の感想なんて言わないのにね。
ぱぐまるもカレーの香りが好きでキッチンで踊りまわるし。
カレーの美味しさ、恐るべし。