メキシコ モンテレイで食べて遊んで働いて

メキシコって良くも悪くもこういうところ。メキシコを好きになれる観光、レシピ、文化情報を発信。

day 236: うかされるでもなく、うなされるでもなく

前回の投稿が二週間前なことを知り、

来月の目標は1週間に2度はブログを書こうと

そう決めた11月晦日

書きさしの書評たちが次から次へ堆積していく。

 

さて、最近の良いこと。

 

その1

一ヶ月以上壊れていた事務所のwifi

突然にしてようやく復旧する。

日本人の上役しかパスワードを知らないので

みんなでこっそり教えあうのはお約束。

私も漏れなくメキシコ人から伝え聞く。

家ではつい他のことをやってしまうため

一ヶ月ほど日本からの連絡を返せていなかったけれど

昨日からぽつぽつと、返信中。

 

その2

栗ご飯がそれはもう美味しく炊ける。

11月20日メキシコ革命記念日。

独立も、革命もモンテレイでは祝わないので

三連休を利用してアメリカへ。

丁度THANKS GIVING DAYの前週、

メキシコではBUEN FINと呼ばれる

BLACK FRIDAYに先駆けた大安売りが行われる。

 

ヨーロッパにどっぷりだった私には

ちっとも馴染みのなかったものだけれど

BLACK FRIDAYとは、感謝祭の週の

木曜日から日曜日にかけて行われる

電化製品の大安売り期間のことだそう。

 

前の週からBEST BUYなどの電気屋さんの前には

テント組みが待ち始めるほどの熱狂で

特に初日の夕方は大狂乱だとか。

でも、それもそのはず。

今回参戦した同僚は、四分の一の値段で

49型のテレビを手に入れてきてしまったのだから。

 

しかし私はそんな気力も、

そこまでして欲しいものもないので、

BUEN FINを満喫する。

こちらはアメリカとは違い、単なる大セール。

服から何からみーんな叩き売り。

 

というわけで、

国境の街、LAREDOへ赴く。

FRONTERAと呼ばれるこの地帯は

メキシコに輸入される前のアメリカ製品が

関税無しで安く手に入れられるということで

人気の買い物スポット。

町中に蚤の市やショッピングモールが乱立。

と、MONTERREYと構成は似ているけれど

道路の整い方や道の広さは段違い。

3時間北上しただけだけれど、

やっぱりアメリカね、ひしひしと感じる。

 

というわけで町中をドライブして回り、

関所の真後ろのショッピングモールでお買い物。

メキシコにはなかなかない

¨調度良い小物¨をこの機会に買っておく。

色々物色したけれど

ポピーのシリコン蓋は即購入。

色々な器に使えるし、デザインもとても可愛い。

BANANA REPUBLICもメキシコより一回り安い。

そして同僚の実家の仕入れのために立ち寄った

いつものスーパーHEBで栗を発見。

メキシコではついぞ見かけないし、

そもそも栗という言葉をだーれも知らない。

ここで逃したら今年の栗はお預けだと思い

勢い勇んで2ネット購入。

ひとつ8ドル(900円くらい)と

メキシコ人にとってはとーっても高い出費になったけれど

美味しいもののためならと涙を飲んでお支払い。

イタリア産だしこの値段ということは、

アメリカ人もあんまり食べないのかしら。

 

しかしちゃんとした値段の栗なだけあって、

家に帰って剥いてみれば、はずれは全体の1/5くらい。

虫入りはひとつもないところが、流石農薬の国。

丸々一日水につけていたのもあって、

鬼皮だけでなく、内側の渋皮まで捲る様に剥けたのは

長年栗と対決してきてはじめての発見。

栗の種類なのかしら?それとも時間の問題?

 

思ったよりも沢山使える分が取れたので

まず半分は栗ご飯。

日本米に昆布、白ワインと塩を少々。

先日お客様に頂いた大きな土鍋でゆっくりと炊く。

途中ですっかり忘れてしまい、

そこを少し焦がしてしまったけれど、

まあ、許容範囲かしら。

 

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炊き上がった栗は予想外にほくほくと甘くて、

お客様と同僚のお陰で少しづつ豊かになっていく

そんな生活に感謝感謝。

なんだか嬉しくなる。

 

さて残りの半分は渋皮煮。

といっても何に使うかは未だ決めていないので、

和風はやめて少し洋風に。

大量の砂糖と飲みかけのCAPITAN MORGAN

があったので、マロングラッセ風。

渋皮のお陰で煮汁は心底渋くなってしまったけれど

肝心の実の方は大成功。

大好きなラムの香りがふわりと栗にしみこむ。

冷凍にしてしまうので、ほんの少し甘みは控えて

これから何を作ろうか、楽しみ。

 

それにしても、

会社に持っていた栗ご飯を味見するたび

メキシコ人からは「何これ」と大不評。

甘いご飯もだめだろうし、

そもそも栗の味が食べつけないみたい。

もったいないけれど、それも食文化。

何でも食べられる自分に安堵する。

日本人の上司は美味しいといってくれたので、

それでいいのだ。

 

 

本日は、

サッカー国内リーグの準決勝を見ながら

巨大ハンバーガーを食べる。

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今の所、モンテレイのチームが

2つとも勝ち上がり。

次のビジター次第では、

クラシコな決勝戦になりそうね。