とはいかないけれど、
そろそろ食料も底をついてきたので
日曜日にひさびさに向かったいつもの食材店
TOYO FOODSにて、珍しくそこそこきれいな
きのこがを発見!
生ものは普段中々お目にかかれないので、
迷いもせずにエノキとシメジを購入。
大好きな舞茸もあったけれどこれは身が薄い分
輸送でかなり痛んでいるようだったので今回は泣く泣く見送り。
というわけで今週の我が家は和食続き。
えのきの味噌汁、納豆ご飯、冷奴に鶏の照り焼き。
中でもおいしかったのが照り焼きの鶏のうまみと油が染み出した
たれの残りと少し煮しめたシメジ、えのき、お揚げを加えた
まさに秋の香りの炊き込みご飯。
マッシュルームくらいしか常食しないこの国で
改めて食卓に四季があり、移り変わりがあり
こんなにも色々な風味のきのこがそれぞれおいしい日本は
食の面で本当に恵まれているなと思う。
それからひさしぶりに作った豆腐のお味噌汁。
ああ、私これが一番好きだったなと
長らく口にしていなかったおかげで
そんなことすらすっかり忘れていたことに気がつく。
こうしてみると案外体は大豆製品を求めていたよう。
どちらも二日分作ったつもりだったのに、
珍しく同僚が丸々平らげてしまった。
それにしても普段は季節を問わず和洋中メキシコ混在の私が
珍しく秋のものを使った和食にこだわっていると思ったら
きのうは秋分の日だったのね。
こっちに住んでいると節季も四季も抜け落ちてしまうけれど、
頭ではわかっていなくとも
時々薄手の長袖に手を通すようになったり、
朝のシャワールームを寒く感じる様になったり、
ぱぐまるの散歩程度ではあまり汗をかかなくなったり、
体はちゃんと秋の訪れに気づいていたみたい。
たまにはそうして季節を感じれたことが嬉しくて、
折角なのでこれからの寒さに体を冷やさないよう
本日はそれはそれは辛い麻婆豆腐を。
豆腐に味がしみこむまでぐつぐつ煮て、
やっぱり絹ごしが一番おいしいなと。
そういえば確かにいつの間にか台所で汗をかかなくなっている。
紅葉も無い、秋刀魚もほとんど無い、
ケーキ屋さんにモンブランを買いに走ることもないし
ホテルでサツマイモスイーツバイキングもやってない。
けれどこの地球の上では、
食欲の秋はどうやら平等に訪れるみたい。