ワイルドなメキシコの食事情。
他の欧米諸国と通じる部分も多いかも。
1、外国の野菜はでかい。
海外で暮らすと最初にインパクトを受けるのは
やっぱりスーパーに行った時じゃあないかしら。
訳のわからない調味料や食材は勿論、
豚やヤギの頭がこんにちはをしていたり
見たこともない巨大魚が売っていたり。
その中では比較的見覚えのある野菜たちも
なんだか雰囲気が違うことがよくある。
メキシコでも例に倣って
なす、スイカ、ピーマン、きゅうりにジャガイモ
などは日本よりも3回りは大きいものが主流。
味は大味だったり皮が固かったりするけれど
概ね同じ食材として括れるかな。
お店次第では日本サイズのものも買えるみたい。
逆にメキシコの人参はひょろひょろとして小ぶり。
ぶどうも粒が小さいものばかりかな。
葉物野菜は特に大きな違いは感じないけれど、
キャベツは日本よりも筋張っているかも。
それからこの国では洗剤で野菜を洗えなんて
まことしやかに言うけれど、
洗剤を使わずともお腹を壊したことは私はないし
どうせ家以外で食べるものは水洗いなのだから
普段から耐性をつけておけばいいのではと思う。
そんな食材の違いをここまでは意識せずに
日本と同様にただ食材として料理をしていたので、
たまには日本では出来ないこおをしてみようと
思い立ってきたけど巨大ピーマンの肉詰め。
文庫本より少し小さくめちゃくちゃ分厚い。
中にハンバーグ一個分以上お肉が詰まっており
とてもじゃないがピーマン一個分食べきれない。
実はメキシコでもCHILE POBLANOという
大きくて辛くない青唐辛子を同じように肉詰めや
チーズをつめて焼いたり揚げたりした
CHILE RELLENOというとっても似た料理がある。
お手軽にハラペーニョでやる人もいて
(これは日本のピーマンサイズになる)
これはバーベキューの定番メニューのひとつ。
但し焼いたハラペーニョ派激辛なので要注意。
文化は変われど隙間には
何か詰めたくなるのが人情なのかしら。
2、生水は飲まないほうがいい
水道水の飲用が推奨されていない国は多い。
メキシコもご想像通り水道水は清潔ではなく、
とうたわれてはいるけれど
一体どんなものなのかと以前一日水道水を飲み
実際に自分の体を使って試してみたところ、
その後一週間ずっとおなかが張ってゴロゴロし
気持ち悪い思いをしたので
絶対細菌が溢れているんだろうなと実感。
そもそも口をゆすぐ水が土の味の日だってある。
なので安全な生活の為には飲料水の購入は不可欠。
とはいえ毎回ボトルを買うのは不経済なので
街角ではよくこんな機械を見つける。
水の販売所。
garrafonと呼ばれる19Lのタンクを持参。
外柄の値段がかからないので激安の12ペソ。
コンビニの500mlが同じ位かもう少し高い。
特にここは最初に逆さまに入れて洗浄をしてから
新しい水を入れてくれるので好き。
3、そこらへんに南国果実がなっている
東京の道端で見かける果物は
柿、みかん、ゆずなどが多かった記憶。
モンテレイの公園でよく自生しているのは
桃をついばみにきたオウムを見れた時は
またとないトロピカルな瞬間だったな。
今年も会社のナツメヤシがたわわに実る。
誰一人収穫しないので今年も全て私のもの。
梅雨の今だんだんと頭を垂れる黄色い果実たち。
また太陽が一日中照るようになったら
今年はどれだけドライデーツが作れるかしら。
梅雨明けが楽しみ。
メキシコに来て丸二年。
最早ないものを嘆くようなことは殆どなくなった。
ここにあるものでいかに満足を作り上げるか