メキシコ モンテレイで食べて遊んで働いて

メキシコって良くも悪くもこういうところ。メキシコを好きになれる観光、レシピ、文化情報を発信。

day 827: 大きな世界、小さな世界。

ワイルドなメキシコの食事情。

他の欧米諸国と通じる部分も多いかも。

 

1、外国の野菜はでかい。

 

海外で暮らすと最初にインパクトを受けるのは

やっぱりスーパーに行った時じゃあないかしら。

訳のわからない調味料や食材は勿論、

豚やヤギの頭がこんにちはをしていたり

見たこともない巨大魚が売っていたり。

その中では比較的見覚えのある野菜たちも

なんだか雰囲気が違うことがよくある。

 

メキシコでも例に倣って

なす、スイカ、ピーマン、きゅうりにジャガイモ

などは日本よりも3回りは大きいものが主流。

味は大味だったり皮が固かったりするけれど

概ね同じ食材として括れるかな。

お店次第では日本サイズのものも買えるみたい。

逆にメキシコの人参はひょろひょろとして小ぶり。

ぶどうも粒が小さいものばかりかな。

葉物野菜は特に大きな違いは感じないけれど、

キャベツは日本よりも筋張っているかも。

それからこの国では洗剤で野菜を洗えなんて

まことしやかに言うけれど、

洗剤を使わずともお腹を壊したことは私はないし

どうせ家以外で食べるものは水洗いなのだから

普段から耐性をつけておけばいいのではと思う。

 

そんな食材の違いをここまでは意識せずに

日本と同様にただ食材として料理をしていたので、

たまには日本では出来ないこおをしてみようと

思い立ってきたけど巨大ピーマンの肉詰め。

文庫本より少し小さくめちゃくちゃ分厚い。

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中にハンバーグ一個分以上お肉が詰まっており

とてもじゃないがピーマン一個分食べきれない。

 

実はメキシコでもCHILE POBLANOという

大きくて辛くない青唐辛子を同じように肉詰めや

チーズをつめて焼いたり揚げたりした

CHILE RELLENOというとっても似た料理がある。

お手軽にハラペーニョでやる人もいて

(これは日本のピーマンサイズになる)

これはバーベキューの定番メニューのひとつ。

但し焼いたハラペーニョ派激辛なので要注意。

文化は変われど隙間には

何か詰めたくなるのが人情なのかしら。

 

2、生水は飲まないほうがいい

 

水道水の飲用が推奨されていない国は多い。

メキシコもご想像通り水道水は清潔ではなく、

モンテレイ上下水道設備は中南米一の品質

とうたわれてはいるけれど

一体どんなものなのかと以前一日水道水を飲み

実際に自分の体を使って試してみたところ、

その後一週間ずっとおなかが張ってゴロゴロし

気持ち悪い思いをしたので

絶対細菌が溢れているんだろうなと実感。

そもそも口をゆすぐ水が土の味の日だってある。

 

なので安全な生活の為には飲料水の購入は不可欠。

とはいえ毎回ボトルを買うのは不経済なので

街角ではよくこんな機械を見つける。

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水の販売所。

garrafonと呼ばれる19Lのタンクを持参。

外柄の値段がかからないので激安の12ペソ。

コンビニの500mlが同じ位かもう少し高い。

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特にここは最初に逆さまに入れて洗浄をしてから

新しい水を入れてくれるので好き。

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3、そこらへんに南国果実がなっている

東京の道端で見かける果物は

柿、みかん、ゆずなどが多かった記憶。

 

モンテレイの公園でよく自生しているのは

ライム、びわざくろに桃、オレンジかしら。

桃をついばみにきたオウムを見れた時は

またとないトロピカルな瞬間だったな。

 

今年も会社のナツメヤシがたわわに実る。

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誰一人収穫しないので今年も全て私のもの。

梅雨の今だんだんと頭を垂れる黄色い果実たち。

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また太陽が一日中照るようになったら

今年はどれだけドライデーツが作れるかしら。

梅雨明けが楽しみ。

 

 

メキシコに来て丸二年。

最早ないものを嘆くようなことは殆どなくなった。

ここにあるものでいかに満足を作り上げるか

第三世界の都会のそんなワイルドライフ