メキシコ モンテレイで食べて遊んで働いて

メキシコって良くも悪くもこういうところ。メキシコを好きになれる観光、レシピ、文化情報を発信。

day 700: 空飛ぶおんな。

今週末は同僚が実家に帰省。

2年住んでいるとやはり感化されるのか、

3ヶ月も帰ってないけど、大丈夫なの?

と思う程。

 

というわけで遊びに遊ぶ週末。

金曜日は仕事に関わる方とお夕食へ行き、

帰宅後は夜が更けるまでひたすらぱぐまると遊ぶ。

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腕がムッキムキ。普段の跳躍の成果?

 

突然キッチンの隅に行ったと思ったら

ゴキブリの死骸を私の真横に届けるぱぐまる。

猫は良くやるというけれど、犬もなのか。

気持ちはありがたいけど、無理。

言うまでも無く悲鳴をあげ逃げる私を尻目に

獲物を咥えては投げ咥えては投げで

実に野性味たっぷりと楽しそうに遊ぶ猛獣。

さながらアザラシを投げていたぶり遊ぶ

シャチを髣髴とさせる。

家中にゴキブリの死骸が散っても嫌なので

早々に屋外へ掃き出しました。

ああ、ぞっとした。

一軒家はいくら掃除を頑張っても

虫が外から入ってきちゃうのが難点。

今年の夏は防虫材の散布を要検討。

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土曜は趣味の時間。

午前中は心行くまで有栖川有栖を読みふけり

午後は去年末から習い始めた弓道の練習へ。

日本にいる頃から気になっていたけれど、

まさかのメキシコで学ぶ機会を得られた。

毎週一回日本人の先生にお稽古をつけて頂く。

 

今週はメキシコ人の生徒さんがお休みだったので

日本語の教本を使った座学を多めに教わる。

指導して貰えばもらうほど脳が刺激される面白さ。

全ての動きが物理学的に実に論理的。

どうして腕を上げるのか、

どうして口の高さまで矢を引くのか、

必ず全ての動作に納得できる理由がある。

教本通りにできれば必ず的に当たる。

そういう風に逆算的に作られている。

そのたったひとつの正解を目指す

なんだか数学的な鍛錬。

茶道と通じる部分があるようにも感じる。

形式的に見える順番、動きなのに

一連の動作を完結するためにはどれも

最善のタイミングで最善の動線

意味があってやっていることしかない。

このパズルのような感じが私にとっては快感。

ああ、願わくば茶道も続けたいなぁ。

 

体はまだまだ付いて行っていないので

今はとっても頭でっかちな状態だけれど

毎回どんどんと面白くなっていく。

良い先生と良い趣味に出会えた。

 

 

日曜日はつい最近日本人の集まりで知り合った

日本人の女友達とお昼を食べに。

苦節2年、休日に友達と日本語で遊べる喜びよ。

メキシコ人が嫌いなわけではないけれど

日本語で好きなだけ話せるだけで

十分なストレス発散になる。

 

目的の地はモンテレイ唯一の

インドカレー屋さんCURRY SULTAN

Monterrey, México - Curry Sultan

ほぼサンタカタリーナ市寄りにあるので

サンペドロといっても雰囲気は普通のメキシコ。

 

入店した途端にスパイシーな空気のお出迎え。

14時の到着ですでに席はほぼ満員。

30席ないくらいの小さめのお店。

すぐに席に通してくれメニューもサッと出てくる。

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メインのカレーは辛くないヨーグルト入りから

スパイシーな材料が並ぶものまで。

他にも一品料理やお米、パンの種類も豊富。

迷いに迷ってまず1回目は安パイの

バターチキンカレーを注文。

飲み物だけ冒険してsherbet de nuez。

牛乳にヘーゼルナッツ、薔薇水など

想像のつかない組み合わせ。

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味はかなり甘さ控えめ。

もったりとした味はアーモンドミルクに近いかな?

かもなく不可もなく。

 

お待ちかねのカレーはというと

注文から出てくるまで1時間。

待っている間にどんどんお客さんが増え

1人しかいないホール係さんはとっても忙しそう。

結局シェフも途中何回か出てきたり。

そりゃああの人数さばいてたら

時間がかかるのは仕方ないわね。

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待った甲斐あって味は絶品!

辛味より香辛料が効いているので

辛いものをあまり食べない人でも大丈夫。

まさにお店で食べるインドカレー

これこそ恋い焦がれていた味。

多い店を見つけた。

モッチモチのナンはバターたっぷり。

切り分けたものがサーブされる。

カレーとナン各々1つづつ、

はち切れそうなほどお腹いっぱいに食べて

350ペソくらい。

これからヘビロテすることになりそう。

 

食後は腹ごなしに新しくできたpunto valleまで

サンペドロ横断、初めてのお散歩。

1時間ほどの道のり、夏の始まりの気候。

ヒールだったので少し足が痛くなった。

 

噂通りまだほとんどお店は開いていないけれど

この辺りになかったようなブランドが多く

これからの開店に期待大。

LUSHがあるからには早急に

湯船のある家へ引っ越したい。

 

たとえ月、火と筋肉痛に悩まされたって

大学生の頃のようで楽しかった休日。