メキシコらしいもの、
メキシコらしくないもの、
この世のものをこのどちらかに分けていくとしたら、
陰気で幻惑的で、なんだか儚い霧というものは
実にメキシコらしくないもののひとつだと思う。
とは言えこの地球上の土地であるので
もちろん条件が揃えばメキシコでも霧は出る。
月曜日の仕事場COAHUILA州都SALTILLOは
中でも特に霧の町と形容してよいほど
寒波の訪れとともに隠れてしまう山上の小都市。
一時間の道のりで1000Mの標高を上がるほど
視界は狭まり寒さも厳しくなってくる。
NUEVO LEON州も山では既に初雪が降ったので
防寒対策をしているつもりでも、やっぱり山は別格。
北メキシコの冬は厳しい。
例の如く気候の変わりやすいモンテレイも
日中でも9度の昨日までとは打って変わって
本日は12度でお目覚め、
最高気温は24度の晴天らしく
普段なら大気汚染で曇るはず景色が
代わりに蒸気で真っ白になる。
そんなちょっとイメージと違うメキシコのお話。
反対にメキシコらしいことといえば、
先週末の三連休は待望のBUEN FIN。
本日22日のアメリカでの感謝祭の大安売り、
いわゆるBLACK FRIDAYに1週間先立って
革命記念日の連休にあわせて国中で開催される
メキシコ版の年に一度の大安売り。
街中に目印の赤いステッカーがそこここに張られ、
デパートからスーパーまでどこの駐車場も
車が溢れてたまらないほど。
私も今年は2日間参戦。
初日の土曜日にはお友達に連れ出してもらえたので
サンペドロのメキシコ民芸品店TIKALにて
木彫りのお盆と色ガラスのお猪口を。
メキシコのマーブル模様の色ガラス、
いつも欲しいと思っていたとても可愛い一品。
どちらも不思議とアジアテイストが感じられる。
またNUEVO SURではお気に入りの靴屋さん
FLEXIにて本皮のパンプスを5000円以下で購入。
このお店は高いヒールでもとにかく歩きやすく、
本皮の製品が普段からかなり安いので大のお勧め。
最終日、祝日の月曜日は休日出勤終わりに
会社のすぐそばにあるPASEO LA FEへ。
冬物衣類を15~25%オフでいくつか買い物。
中でも今期の流行りの蛇柄は良かった。
派手なのにエレガントさもあり素敵と
思い切って驚くくらい蛇柄のパンツも購入。
今まで動物柄なんて興味なかったのに。
昔より、もっと派手好みになってるのかしら。
これもメキシコらしい変化のひとつ?
今回は特にチェックをしなかったけれど
この期間には旅行やエステなどの契約も
普段より安く出来るらしいので、
来年はもっと作戦を練って待とうと画策中。
けれどまずは色々と散財をしてしまったので、
今週末はおとなしく家で生姜湯でも飲みながら
ヒカルの碁を全巻読みきりたい気分。