思えば2週間ほど更新していなかったので
母親から筆を取れとの連絡が。
12,13日と週末にかけて
メキシコシティへ旅行へ行ったせいでか
先週はなんだかくったりと。
しかし、3ヶ月ぶりに同期と過ごせたり
念願のシティ観光が出来て、心底大満足。
朝五時に自宅を出発し、空港へ。
予想外に早くついてしまい、一時間ほどの暇つぶし。
ふらりと立ち寄った土産物屋さんで、素敵なものを発見する。
大好き、故ウンベルト・エーコ大先生。
少し前まではこんな接頭辞つけなくても良かったのに。
やっとこさ見つけ出した頃には、偉大な人々はみんな
もう新作を出してくれなくなる。
とりあえず購入。
『薔薇の名前』は惜しくも日本から持って来れなかったので、
なんともうれしい出会い。
どうやらエッセイ集のよう。
日本語題は『液状化社会の記録』なのかしら。
新聞連載の短い記事なので、スペイン語の練習がてら
毎日ひとつづつでも読んでいけたら。
さて、早速重い荷物を増やして、搭乗後1時間半。
降り立った途端に、肌寒さに襲われ
夏なのにジャケットを羽織れる気候に驚く。
乾燥した空気がさらさらと心地よい。
メキシコシティへの到着を肌で感じる。
街の地理やシステムは研修時代で把握しているので、
ホテルで同期と待ち合わせ。
街のシンボルである金の天使の塔の目の前、
ちょっと奮発してSHERATONホテル。
街の中心に在るので、観光にはとても便利。
まずは念願の天使像を収める。
朝ごはんはメインストリートREFORMA通りにある
とっても美味しそうなケーキ屋さんで。
どうやら有名店だったよう。
とても美味しいコーヒーとチャパタのサンドイッチ。
至福。
なんだか日本に居るよう。
モンテレイではなかなか
こんなおしゃれな気持ちは味わえない。
午前中は町の南部の湖、
ずっと行きたかったソチミルコへ。
はるか昔の文明の首都の名残の湖。
カラフルなボートに乗りながら3時間のクルーズ。
特に特別なものは無いけれど
メキシコ風バンド、マリアチの音楽を聴きながら、
日向ぼっこをしながらビールを飲む。
とてもゆったりとした時間。
船が必ず貸切なのも嬉しい。
物売りの人も食べ物やさんもみんな船なので
すれ違いざまに買い物をしたり
交渉をしたり、お話をしたり、とても豊かな時間。
気分が高揚し、普段なら買わないような花輪や
一目惚れした手織りの絨毯、お菓子に食べ物・・・
どんどんと荷物が増えていく。
色々な島を巡る中では
人形が吊り下げられている人形島を通過し
心底怖い思いもしたり、
ソチミルコにしか生息しない
通称ウーパールーパーを見たり、
その他爬虫類も展示されて居たり。
ちなみに頼んだところ黒いサラマンダーを触れることに。
水生だけれど意外とぬめぬめしておらず、
記憶が正しければマンタの手触りに似ていた気がする。
とにかく、衛生状態は微妙だけれど
私はとっても気に入ったソチミルコ。
青とうもろこしのタコスだとかとっても美味しかったけれど
日本人は油断をするとおなかは壊すかしら。
ちなみに今までは一時間350ペソだったのが
政府の値上げで500ペソ一時間になったらしい。
今月からといっていたので、まだ情報は少ないのかな。
夜にはラーメンを食べに行き、
醤油ラーメンのしょっからさに驚き
家庭の味の餃子に感動する。
それからLASHで買った黄金の泡風呂で
3ヶ月ぶりに念願の湯船につかる。
お風呂も同期と話せることも嬉しくて
2時間ほどの入浴タイム。
今まではLASHはにおいが強いだけと
苦手意識が強かったけれど、今回は感動。
泡立ちが良くて、おまけに泡の持ちもいい。
お湯は金色にきらきらと流れていて、
見ていてちっとも飽きない。
おまけに肌はつるつるになりました。
たまには贅沢して、
お風呂に入りにホテルに泊まろうかしら、
と思案する夜。
足はくたくたでも、心はとっても満たされて。
二日目へと続く。