メキシコでOL、23歳

日本の大学を出てなぜか一直線にメキシコで新卒就職。どうやって生きていくのかな、という報告。

day 59: お腹が減った。チキンライス。

寝坊。

8時半には始業なのに。

8時にはいつものOxxoで待ち合わせなのに。

どうして目が覚めたら7時57分なのか。

また、どうして寝坊すると、

朝一番からあんなに大声が出せるのか。

 

急いでuberを頼み家を飛び出る。

車が来るまでの5分間で

何をして、何をあきらめるべきなのか

頭が混乱する。

 

普段ならばこういう時にこそはっきりとする思考が

今日に限ってはちっとも役に立たない。

 

何故か震える手で着替えをする。

何を着ていいのかも分からず

洗濯物をそのまま毟り取る。

インナーを着るのを忘れた。

後に、ブラジャーがシャツの隙間から見えている

と注意される。

 

髪が濡れていることに気づく。

昨日の夜はYOUTUBEにのめりこんでしまい

何もしないで寝たのだった。

深夜2時まで、流れ星のライブ映像を見ていたのだった。

なんとなく低迷した一日を笑って終えられたのだから

とてもよい一日だと思った。

 

流れ星のねたは、

何度見ても、落ちが分かっていても心底面白い。

 

私が彼らに惚れるきっかけとなった

コンパスおじさんも無事に拝む。

驚くべき言語センスだと思う。

私と考えていることが全く違う。

 

 

さて、昨日の夕食のオムライスは美味しかった。

 

私のオムライスは、

ちきんブイヨンで炊いた米で作る。

うっすらと塩味と香りのしみた生成り色のお米。

下味のついている分、後に和えるケチャップは少なくてすむ。

あの酸味が前に出てしまうのは嫌だから。

 

たまねぎ、にんじん、赤パプリカにベーコン。

サラダ油で炒めてから、

仕上げにバターを加える。

それにたっぷりと胡椒を振って

塩を一つまみ。

 

ほんのり赤く染まったお米は

日本のものよりもぱらぱらとしている分

こういう料理には向いているよう。

 

今日の卵は薄焼き。

キッチンに立ち寄ったルームメイトは

 

日本人もケチャップを使うのね

 

と驚く。

 

そうなの。

私たちは何でも食べる。

彼女の口にも合ったようで、嬉しい。

 

なんだかひさしぶりの自炊。

いや、そうでもないのか。

けれど、こんなに落ち着いて料理をしたのは

何日ぶりだったろう。

少し友達の家に入り浸りすぎていたよう。

 

料理は私にとってとても大切。

美味しく料理が出来上がると、

私はこれからも一人で生きていける、

と、胸を張れる。

 

自分で稼ぎ、

自分で選び、

自分で作り、

自分で食べる。

 

私の幸せは自分の中で完結している。

それを体で実感できる。

 

もう、誰かがいないと不幸だなんて

言わないですむ。

 

自分ひとりでいても満たされていて初めて

他人といても幸せになれるのだと思う。

他人に準拠する幸せなんてそんなもの、

不安定すぎて私にはもう信じられない。

 

誰かに作ってもらわなければ口にするもののない、

そんな惨めな生き方は続けたくない。

 

来る人も、去る人も、

みんな好きにすればいい。

たくさんの人が通り過ぎていく間も、

私は一人でここにいて、

好きな料理をつくっては、

自分でそれを食べていく。

 

私の人生は私のものであり、

私の中だけで完結している。

 

沢山の人を大切に思えているのは、

きっと私が私を幸せにできるから。

 

という、今日は少し内的な話。